<Retention 能力の向上>
聞き取った内容を記憶しておけない….これがリスニングのスコアアップを阻む大きな壁です。今確かに聞き取れていたはずの英文の詳細を忘れてしまうという経験をお持ちの方は大勢いると思います。これは多くの英語学習者の共通の悩みと言えるでしょう。この記憶力のことを
Retentionと言います。
英語は多彩な音の変化を要する言語です。
音の高低、強弱、単語間を滑らかにつなぐ連結、省略寸前まで凝縮して発音される機能語、変化する[T]音と[L]音、そして最後は
Music of Englishと呼ばれる抑揚とリズム、これらを理論で理解しリピーティングで体得するという厳しいトレーニングをしなければ英語の発音は完成しないのです。
Listeningと
Speakingに共通している最も必要なことは、発音を含めたナチュラルスピードで話すために必要なテクニックの習得と、
Retention(記憶力)の能力アップです。
私共では文字からの離脱をコンセプトに、一切文字を見せずにリピーティングをさせてリテンション能力の向上に努めております。
時間はかかりますが生徒自身が実感するほど確実に記憶力は向上しています。
大切なのは視覚的イメージに頼ることはもう終わりにして、音から学ぶ聴覚的イメージのトレーニングを徹底させることです。私たちは文字を見ないと落ち着かず不安になります。でも会話をする時文字は見ないでしょう?
文字に頼らず
「耳」から学んだ英語は即戦力になります。
そして、
「耳」から英語を学ぶ時は…
「文字を見ないでリピーティング」です。
<視覚方言 Eye Dialect>
英語は視覚的インプレッションと聴覚的インプレッションのギャップが非常に大きい言語です。簡単に言えば、「書き言葉」と「話し言葉」にギャップがあるということです。そしてそのギャップは「書き言葉」の中にも存在します。
例えば辞書を引いたときに時々出てくる
「視覚方言」がその例です。
皆さんは小説や漫画のなかのセリフが正規の綴りとは違う文字、つまり発音式仮名遣い(英語を発音通りに綴ったもの)で書かれているのを見たことがあるでしょう。これは「読者が判読可能な範囲」という条件付でよりリアリティーを出すために作家が使うテクニックです。この綴りを
「視覚方言」と言います。
視覚方言は、私たちが苦手とするネイティヴ発音の音声消失や変容の仕組みをスペリングで表し理解しやすくしてくれます。つまり、視覚方言を使うことによって、はじめて視覚的イメージと聴覚的イメージが一致するのです。
- 弱形 of = a her = ’ er him = ’ im out of = outta
- 連結 at all = a-tall tell her = teller
- 同化 want to = wanna let me see = lemmesee
いかがですか? ネイティヴの発音通りでしょう。これはほんの1例です。
当クリニックでは、発音しにくい単語や聞き取り難い単語を「視覚方言」の
つづり字を参考にして独自のスペリングを考案しそれを授業に取り入れてレッスンをしております。もちろん発音しやすいように全て発音記号付きです。
(興味のある方は体験レッスンをお受けになってその時にお聞きください)
<TOEFL対策の見直し>
日本人にとって
TOEFLテストは下記の2つの理由のために非常に過酷なテストになっています。
- speaking
- 劣悪な試験会場の雰囲気
つまり発音の出来ない人、神経質な人には非常に
riskyなテストです。
ご存知だと思いますが、毎回高得点(105〜110)の生徒を輩出している予備校や有名インストラクターの教室では、発音の出来ない人は最初から入会を断られています。ネイティヴのインストラクターにとって発音は出来ていて当たり前なのです。発音を矯正している暇はないのです。それに発音の出来ない人はスピーキングの点数を見込めないので予備校側も歓迎してくれません。
極端に言えばライティング、リスニング、リーディング、でいくら点を取ってもスピーキングで失敗したらそれで終わりということです。運よく
TOEFLは成功しても、次に来る「インタビュー」で失敗する例が非常に多いのです。
私のところにも毎年数名の留学希望者が入会します。徹底的に発音の矯正をするので、スピーキングはもちろんのことリスニングにも効果が出て高得点を取ることができます。ちなみに当校の
TOEFL speaking の平均得点(30点満点)は
となっております。
もちろんこれくらいの点数を取らなければ留学しても授業についていけません。女性に比べて男性の点数が低い理由は、メンタル面と表現力の差、そして声の周波数の差も理由の一つです。
これから留学を希望している皆様!
TOEFLテストは必ず
発音を矯正してからお受けください。
<独学矯正の落とし穴>
発音矯正の本を何冊も買い、ネイティヴのCDを聞いて英語の発音を自分で矯正しようとしても100%無理です。大きな理由は5つあります。
- 発音記号が読めないので正確な音を発音できない。
- 自分の発音とネイティヴの発音が一致していなくても確認できない。
- 日本語にない音を聞くとつい日本語のルビのまま発音してしまう。
例えば、think=シンク、early=アーリー Toronto=トロント
- ヴィジュアルインプレッション(見た目の印象)によってそのままローマ字読みにしてしまう、または日本語のルビ通りに発音する。
特に発音記号が [a] の場合、スペリングが [o] で表記されていることが多いので [オ音] で発音してしまう。
fox=フォックス、popular=ポピュラー、got=ゴット、copy=コピー
- ネイティヴの速さの仕組み(連結、短縮、同化など)を自己流の速さでネイティヴらしく会話してみるが所詮<にせもの>なので通じない。
一つの言語の音体系が他の言語の音体系と同じであることはありえないことなのです。日本語と英語にしても、たとえ
[e] [p] [m] [n] [h]などの全く同じにしか聞こえないような音でも根本的に違うのです。英語の音はあくまでも英語の音であって何かで代用して発音することは
“否定的転移”と呼ばれ、それこそが通じない英語の大きな原因の一つになっているのです。そして最も重要なことは自分の発音が正確かどうかをチェックしてもらう必要があるということです。
私共の生徒の笑える経験談をご紹介しましょう。
- ネイティヴと会話している時“No problem!” と言ったら“Pardon?”と聞き返された。
- トローリーバス乗り場を聞いた時“trolley”が通じなくて乗れなかった。
- 会議の時、繊維の説明で「コットン」と言ったら4回も聞き返され結局紙に書いてやっとわかってもらえた。
- アメリカに留学していた時、ガソリンスタンドで「インディアナポリス」に行きたいと
言ったら「そんな人はいない」と言われた。
(これは発音クリニックを主宰している私の若い時の笑える経験です。)
皆さんは上記の英語がどうして通じなかったかお分かりになりますか?
(この答えも体験レッスンをお受けになってその時にお聞きください)